デザレックス-Q&A-

デザレックスの説明が入ります。

名称・海外での承認状況・開発の経緯について

Q. デザレックス錠の海外での承認状況は?

A. 米国、欧州をはじめとする世界120以上の国と地域におきまして、承認されています。(2017年4月)

Q. デザレックス錠の海外主要国での商品名は?

A.

米国では、CLARINEX®、欧州・カナダでは、AERIUS®の商品名で販売されています。

用法・用量について

Q. デザレックス錠の効能・効果は?

A. デザレックス錠の効能・効果は以下の通りです。

アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)に伴うそう痒

Q. デザレックス錠の用法・用量は?

A. デザレックス錠の用法・用量は以下の通りです。

通常、12歳以上の小児及び成人にはデスロラタジンとして1回5mgを1日1回経口投与する。

Q. デザレックス錠の服用時間は?

A. 「1回5mgを1日1回投与」していただきますようお願いいたします。
なお、添付文書上【用法・用量】には、服用時間や食事の有無に関する制限は記載されておりません。

有効性について

Q. デザレックス錠の季節性アレルギー性鼻炎への有効性は?

A. デザレックス錠の季節性アレルギー性鼻炎への有効性は下記のとおりです。

16歳以上の季節性アレルギー性鼻炎患者を対象とした第III相二重盲検比較試験の結果、患者評価による投与2週間平均の4鼻症状スコアの合計(くしゃみ発作、鼻汁、鼻閉及び鼻内そう痒感の各スコアの合計)のベースラインからの変化量において、デスロラタジン錠5mgの1日1回投与は、プラセボの1日1回投与に対して優越性を示しました(p<0.001)。

Q. デザレックス錠の蕁麻疹への有効性は?

A. デザレックス錠の蕁麻疹への有効性は下記のとおりです。

12歳以上の慢性蕁麻疹患者を対象とした第III相二重盲検比較試験の結果、医師評価による2週間投与後の痒みスコア(日中又は夜間の症状のうち程度の高い方)と発斑スコア(総合)の合計のベースラインからの変化量において、デスロラタジン錠5mgの1日1回投与は、プラセボの1日1回投与に対して優越性を示しました(p<0.001)。

Q. デザレックス錠の皮膚疾患に伴うそう痒への有効性は?

A. デザレックス錠の皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)に伴うそう痒への有効性は下記のとおりです。

12歳以上の湿疹・皮膚炎及び皮膚そう痒症患者を対象とした第III相長期投与試験の結果、デスロラタジン錠5mgを1日1回2週間投与後の医師評価による痒みスコア(日中の症状及び夜間の症状)の合計のベースラインからの変化量において、湿疹・皮膚炎群及び皮膚そう痒症群のいずれの疾患群でも痒みスコアが投与前より有意に改善しました(p<0.001)。

薬効薬理について

Q. デスロラタジンの作用機序は?

A. デスロラタジンは、H1受容体においてヒスタミンとの拮抗作用を示し、各種刺激によるヒスタミン遊離抑制(in vitro [花粉症又は非花粉症由来ヒト末梢血白血球])、IgE受容体の架橋によるヒスタミン遊離抑制、並びにロイコトリエンC4及びプロスタグランジンD2産生抑制(in vitro [ヒト肺組織由来肥満細胞])、炎症性サイトカイン産生抑制(in vitro [HMC-1細胞、KU812細胞、ヒト末梢血好塩基球])、血管内皮細胞の接着因子発現抑制及び炎症性サイトカイン産生抑制(in vitro [HUVEC])などの抗アレルギー性炎症作用が考えられます。

安全性について

Q. デザレックス錠の副作用は?

A. デザレックス錠の副作用は下記のとおりです。

アレルギー性鼻炎及び慢性蕁麻疹を対象とした国内第III相試験において、505例中20例(4.0%)に副作用が認められました。主な副作用は、傾眠5例(1.0%)、白血球数増加3例(0.6%)、血中コレステロール増加2例(0.4%)でした。(承認時)
重大な副作用として、ショック、アナフィラキシー(頻度不明)、てんかん(頻度不明)、痙攣(頻度不明)、肝機能障害、黄疸(頻度不明)が報告されています。

Q. デザレックス錠の高齢者への投与は?

A. 一般に高齢者では生理機能が低下しているため、注意して投与してください。

[解説]
外国人高齢者(17例、年齢:65~70歳)にデスロラタジン錠5mgを1日1回10日間反復経口投与したとき、血漿中デスロラタジン濃度のCmax及びAUCは、非高齢対照(95例、年齢:19~64歳)と比較して、いずれも約20%上昇しました。また、外国人高齢者でのデスロラタジンのt1/2は平均31.0時間(幾何平均)であり、非高齢対照群と比較して約30%延長しました。

Q. デザレックス錠の妊婦への投与は?

A. 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、投与を避けることが望ましいです。

[解説]
妊娠中の投与に関する安全性は確立していません。また、本剤の動物試験(ラット、ウサギ)で催奇形性は認められていませんが、ロラタジンを投与したラットの試験でデスロラタジンの胎児への移行が報告されています。
注)デスロラタジンは、ロラタジンの活性代謝物です。

Q. デザレックス錠の授乳婦への投与は?

A. 授乳中の婦人には、投与を避けることが望ましいです。やむを得ず投与する場合は、授乳を避けさせてください。

[解説]
ロラタジンの臨床試験で、デスロラタジンのヒト母乳中への移行が報告されています。
注)デスロラタジンは、ロラタジンの活性代謝物です。

Q. デザレックス錠の小児への投与は?

A. デザレックス錠は、低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は12歳未満の小児に対する安全性は確立しておりません。[国内での使用経験がありません。]
12歳以上の小児への投与をお願い致します。

Q. デザレックス錠の肝機能障害患者への投与は?

A. 肝機能障害のある患者では、デスロラタジンの血漿中濃度が上昇するおそれがあります。

[解説]
海外の臨床試験において、軽度(Child-Pughスコア:5~6)、中等度(Child-Pughスコア:7~9)又は重度(Child-Pughスコア:10~15)の外国人慢性肝機能障害患者(各4例)及び健康成人(8例)にデスロラタジン7.5mg(承認用量外)を空腹時に単回経口投与したとき、肝機能障害患者のデスロラタジンのCmax及びAUCは、健康成人と比較してそれぞれ約1.8~2.2倍及び約2.0~2.9倍に上昇しました。

Q. デザレックス錠の腎機能障害患者への投与は?

A. 腎機能障害のある患者では、デスロラタジンの血漿中濃度が上昇するおそれがあります。

[解説]
海外の臨床試験において、軽度(クレアチニンクリアランス(CLcr):51~80mL/min/1.73m2、6例)、中等度(CLcr:30~50mL/min/1.73m2、6例)又は重度(CLcr:10~29mL/min/1.73m2、5例)の外国人慢性腎機能障害患者にデスロラタジン錠5mgを1日1回14日間反復経口投与したとき、健康成人(CLcr:>80mL/min/1.73m2、9例)と比較してCmax及びAUC0-24hrは軽度~中等度腎機能障害患者で約1.3~2.1倍、重度腎機能障害患者で約2.6倍に、それぞれ上昇しました。したがって、腎障害のある患者では、患者の状態を観察しながら慎重に投与してください。
なお、外国人末期腎不全患者(6例)にデスロラタジン7.5mg(承認用量外)を空腹時に単回経口投与後4~8時間(計4時間)に血液透析を行ったとき、デスロラタジンの除去率は投与量の0.3%で、ほとんど除去されませんでした。

Q. デザレックス錠の食事への影響は?

A. 健康成人(24例)にデスロラタジン錠5mgを食後(高脂肪高カロリー食)に単回経口投与したところ、血漿中デスロラタジン及び代謝物である3-OHデスロラタジンのCmax、AUCへの影響は認められませんでした。

Q. グレープフルーツジュースのデザレックス錠の体内動態への影響は?

A. 健康成人(23例)にデスロラタジン錠5mgをグレープフルーツジュース摂取後に単回経口投与したとき、血漿中デスロラタジン及び代謝物である3-OHデスロラタジンのCmax、AUCへの影響は認められませんでした。

Q. デザレックス錠との併用を注意する薬は?

A. エリスロマイシンとの併用に注意してください。

[解説]
エリスロマイシンと本剤との併用時、デスロラタジン及び代謝物である3-OHデスロラタジンの血漿中濃度の上昇が認められました。

Q. デザレックス錠の車の運転能力に及ぼす影響は?

A. 健康成人男女(18例)を対象に、路上での自動車運転能力*に及ぼす影響を検討したとき、デスロラタジン5mg単回投与時の自動車運転能力はプラセボ投与時と差がありませんでした。

*: 評価項目:側線からのずれの標準偏差、運転速度の標準偏差、ブレーキ反応時間、先導車との距離

Q. デザレックス錠の過量投与時の対処は?

A. 特別な処置方法はありません。
一般的な薬物除去を行い、必要に応じて対症療法をご検討ください。
なお、本剤は血液透析では除去されないことが確認されています。

製剤的事項について

Q. デザレックス錠の安定性は?

A. デザレックス錠の安定性は以下のとおりでした。
試験区分 保存状態 保存期間 包装形態 結果
長期保存試験 25°C-60%RH 24ヵ月 PTP 類縁物質及び水分の増加注1)が認められた。
中間的試験条件 30°C-65%RH 24ヵ月 PTP 類縁物質の増加注2)及び水分の増加注1)が認められた。
加速試験 40°C-75%RH 6ヵ月 PTP 類縁物質の増加注3)及び水分の増加注1)が認められた。
光安定性試験 総照度として120万lux・hr以上及び総近紫外放射エネルギーとして200W・h/m2以上 無包装 類縁物質の増加が認められた。
PTP 類縁物質の増加が認められた。
PTP/個装箱 対照群*と差なし
(*アルミホイルで包んだ試料)

試験項目:性状、定量、類縁物質、溶出性、水分等

注1):保存期間中、変動は規格の範囲内
注2):12ヵ月まで規格の範囲内
注3):1ヵ月まで規格の範囲内

その他

Q. デザレックス錠の代謝及び排泄は?

A.

デザレックス錠の代謝及び排泄は以下の通りです。

ヒトに経口投与したとき、デスロラタジンは主に3-OHデスロラタジンに代謝されたのち、グルクロン酸抱合体へと代謝されました。健康成人男性(5例)に14C-デスロラタジン10mgを空腹時に単回経口投与したとき、投与放射能の87.1%が代謝物として尿(40.6%)及び糞(46.5%)中に排泄されました。未変化体の尿中及び糞中への排泄率はそれぞれ1.7%及び6.7%でした。